トリマーになりたい!

犬以外の動物へのトリミング

トリミングというと、犬の毛をカットするのが一般的ですが、実際にサロンなどには犬以外の動物のトリミングを求めて訪れるお客様もいます。犬以外ではやはり猫が多くなりますが、それ以外にもうさぎやモルモットなど、少ないとはいえトリミングを求めるお客様はやはりいるようです。
しかり、トリマーの専門学校では一般的に犬以外の動物のトリミングは勉強しません。犬のトリミングも学校を出ただけではまだまだ経験不足で練習が必要なのに、猫のトリミングの勉強まで手が回らないのが現状。しかも、猫は自分で毛づくろいを行うので、基本的にはトリミングの必要はありません。しかし、やはり飼い主としては愛するペットは最高にかわいい状態にしておきたいですよね。ですから、サロンによっては猫などのトリミングも受け付けてくれます。
猫のトリミングも、犬とそんなに違わないのではないかと思う人も多いかもしれません。しかし、実際にはかなり違います。毛質の問題などではなく、扱いとして猫はやはりトリミングしづらいのです。例えば単独で行動する猫にとって、知らない人に体を触られるのは、犬以上にストレスになります。
体が濡れるのを嫌がるのでシャンプーも大変ですし、引っかかれるとかなりの怪我をしてしまいます。犬の場合はトリミングテーブルに乗せることで大人しくなりますが、高いところが平気な猫にとってはそんなのはお構いなしです。猫の場合には、機嫌を損ねないように、注意しながらトリミングしたほうが、スムーズに進むのです。
実際、犬以外の動物は可愛らしさを求めてトリミングをするというよりは、長い毛が毛玉になってしまったのをバリカンで刈ったり、皮膚疾患があるので治療のために毛をカットするというのが多いようです。どうしても難しい場合はサロンの方針で断ることもありますが、こうした健康上の理由であればある程度は対応してもらえるところも少なくありません。また、毛をカットするだけではなく、爪切りや歯磨きなどのグルーミングを求めるお客様も少なくありません。あまり多くはありませんが、探せば猫専門のトリミングサロンなどもありますので、そうしたところでお願いすれば扱いに慣れているためストレスも少なく済むかもしれませんね。サロンや病院によっては、猫のトリミングの際には麻酔をするところも少なくありません。それくらい猫の扱いは難しいのです。麻酔が気になるようならば、麻酔なしてやってくれるかどうかを聞いてから預けるようにしましょう。

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