トリマーになりたい!

カリスマトリマーへの道

並みいるトリマーの中には、ほんの一握りですが、カリスマトリマーと呼ばれる人たちがいます。人間のカリスマ美容師と同じで、予約を取るのも大変ですし、一頭あたりのトリミングの単価も高くなります。トリマーになるからには、そんな人気のカリスマトリマーを目指したいですよね。
カリスマトリマーになると、もちろん実際のトリミングも行いますが、それ以外の仕事も入ってくるようになります。トリマー向けのセミナーなどがその一つですね。トリマーとして仕事をしていると、常に新しい技術や流行のカットを学び続ける必要がありますので、多くの人がセミナーなどで講習を受けて勉強します。そこで講師としてレクチャーを行うのは、カリスマトリマーである場合も少なくありません。
カリスマトリマーになるために必要なのは、高いトリミング技術に加えて、独自のアレンジをするアイデアやセンス、お客様の好みを掴んで、イメージ以上の仕上がりを提供するコミュニケーション能力などです。カリスマトリマーになるかどうかを左右するのは、お客様の人気ですから、いくら高い技術があってもお客様のイメージと違う仕上がりになって満足してもらえないのでは意味がありません。トリミング前の打ち合わせでどんな仕上がりにしてほしいかなどをしっかり聞いて、それに沿った形でお客様の予想以上の仕上がりにするのがカリスマトリマーの仕事なのです。技術が高くなってくると、ついデザイン性に凝ったトリミングなどをしたくなりますが、お客様の好みに合っていなければもちろんNG。独りよがりのトリミングでは、お客様のリピートはあり得ません。技術とコミュニケーション能力の両方を備えていることが、カリスマトリマーになるためにはとても大切なのです。
カリスマトリマーともなると、普通のトリマーに比べてかなり高い収入を得ることができますが、トリマー先進国である欧米ではもっとゴージャスな暮らしをするカリスマトリマーも存在します。セミナーの開催に加えて、オリジナルブランドの犬用シャンプー・リンスなどの開発を行ったりと、すでに実業家の風格ですね。日本でもトリミング文化が浸透するにつれて、こうしたカリスマトリマーが増えてくるかもしれません。

↑ PAGE TOP