トリマーになりたい!

トリマーの一日

トリマーの一日は、勤務先や予約の入り状況によってかなり違いはあります、かなり広範囲に仕事をこなす必要があります。一般的にはトリミングをしているイメージしかないトリマーですが、実際にはどのような流れで仕事を行っているのでしょうか。
ペットショップなどでトリマーをしている場合には、まず開店の1時間程度前に出勤して、動物たちの世話をするところから始めます。店頭の犬や猫、魚、小鳥などすべての動物に餌をやり、ゲージの掃除や健康チェックなどを手早くやらねばなりません。もちろんそれ以外にも、店全体の掃除や開店準備なども開店までにしておく仕事です。開店後は、トリミングの予定が入っているかどうかでかなりやることは違いますが、トリミングの予約時間までは普通のショップ店員と同じです。接客はもちろん、商品の管理や整理整頓、レジ打ちなど、必要があれば何でもやります。動物の飼い方やペット選びについてお客様にアドバイスするのも大切な仕事ですので、犬以外の動物の飼育についても常に勉強しておかなければなりません。トリミングの予約の時間になってお客様が来たら、どんな仕上がりにするのかをお客様と相談して、犬を預かります。お客様には終了予定の時間を伝えて、その時間に迎えに来てもらうようにするので、それまでには必ず終わらせなければなりません。シャンプー、リンス、ドライングはもちろん、爪切りなどのグルーミングからトリミングまで、一通り行うのに2~3時間はかかります。1頭トリミングを行うと、かなり犬の毛が飛び散ってしまうため、終了後には用具の片づけに加えて部屋の掃除も行います。週末などで予約が何件もないっている日には、この作業を何度も行います。トリミングの予約がそれ以上内容ならば、その後はまたショップ店員としての業務を続けます。
これはペットショップに勤務するトリマーの例ですが、動物病院で働いてもトリミングサロンで働いても、決してトリミングだけをしていればよいというわけではありません。動物病院の場合にも入院中の動物のお世話から、病院全体の掃除、診察の手伝いなどをすることが多く、急患の場合にはトリミングよりも治療が優先になることも珍しくありません。また、トリミングサロンであっても、サロン全体の掃除から用品の管理、場合によっては経理や経営まで任されることもあるようです。もちろん動物の世話以外の仕事もいろいろ行うことになりますが、それはどの仕事で同じこと。働きやすい職場にするためにも、嫌な顔などせずに何でも積極的に行うことが大切です。

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