トリマーになりたい!

トリマーの資格を取ろう

トリマーの資格としては、特に国家資格があるわけではありませんし、トリマーとして働くために資格が必要なわけでもありません。何の資格もなくても、技術があれば十分トリマーとして仕事をすることはできますが、技術認定するものとして民間資格を取ることはできます。
トリマーの民間資格には数種類ありますが、最も有名なのがJKCのトリマーライセンスです。JKCというのは、社団法人ジャパンケンネルクラブのことで、アジアでも最大の規模をもつ畜犬団体です。犬の「血統書」を発行している団体としても知られており、60年以上の歴史を持っています。このJKCが発行するライセンスがJKCのトリマーライセンスで、トリマーのライセンスとしては現在全国的に通用する唯一のものだといえるでしょう。それ以外のライセンスは、専門学校やショップなどが独自に行っているものが多く、資格のランクとしてはやはりJKCのライセンスが上になります。
JKCのライセンスには、A級からC級の3種類があって、一般的には2年間勉強するとC級の受験資格を得ることができます。C級取得から2年後にB級、B級取得から3年後にA級を受験することができます。現在トリマーとして働いている人の多くはこのJKCトリマーライセンスを所有しており、長く働くのならば、できればB級程度は取得しておきたいところです。この受験資格を得られるのは、JKCが認定しているスクールで学ぶことが必要になりますので、資格取得を考えているのならば、認定校かどうかは入学前に必ずチェックしておきましょう。また、JKCの指定校であれば、通常よりも短い期間で受験資格を得ることができます。指定校の場合、1年でC級受験、その1年後にB級受験、さらに2年後にA級受験ができるので、最短4年でA級受験まで進むことができます。ただしもちろん合格するかどうかは別ですので、合格に向けて技術を磨く努力をすることが大切です。資格がないと仕事ができない職種ではありませんが、就職する際にはやはり参考になりますし、本人のスキルアップの励みにもなるのでできればチャレンジしておきたい資格です。

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