トリマーになりたい!

ペットショップでトリマーとして働く

トリマーとして働くとなると、いろいろな職場が考えられますが、ペットショップもその選択肢のひとつです。ペットショップでトリマーとして働く場合には、トリミングやグルーミング以外の業務として、そのペットショップのショップ店員として働く店がほとんどです。トリマーだからといって、トリミングだけをしているわけではありません。
一般的な仕事内容をみてみると、まず行うのがそのショップにいる動物全般の世話。もちろん犬や猫だけではなく、小動物や金魚、小鳥などの世話もひととおりする必要があります。特に開店前などは、ゲージの掃除と餌やりが必要なので、かなり手際よくしなければなりません。この時に、動物たちの健康チェックも行い、投薬や獣医師への相談をして常に動物たちを元気な状態にするように注意します。
また、ショップ店員として店全体の掃除や、在庫の管理、商品の発注なども開店前や閉店後の大事な仕事です。また、トリミングの予約が入っていない時には、レジ打ちやペットに関するアドバイスなどの接客も行います。その時に困らないように、普段から空いた時間には、いろいろなペットの飼い方やペット用品について勉強しておくことも必要です。お客様にしたら、お店側の人は店員だろうがトリマーだろうが専門家と思って相談しますし、間違った飼育法を伝えてペットが健康を損なうようなことでもあると信用問題になりますから、正しい知識を持っておくことはとても大切です。
トリミングは基本的に予約制のところが多いので、その日の予約の状況によって働き方は違ってきます。平日はかなり暇なことも多いですが、土日祝は朝から晩までトリミングの予約が入ることも多いので、そうなると一日中立ちっぱなしの重労働となってかなり大変です。予約のお客様が来たら、犬を受け取って仕上がりの相談を行い、終了予定時刻を伝えてそれまでにトリミングとグルーミングを行います。店によってトリミングにどれくらい力をいれているのかが違うこともあって、あまりトリミングのオーダーのない店だとトリマーとしての出番が少なくなり、ほぼショップ店員のような仕事になってしまいます。技術を磨きたいという希望があるのなら、トリミングに力を入れているペットショップに就職するといいでしょう。

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