トリマーになりたい!

トリミングサロンに就職する

トリマーの就職先として、トリミングサロンを選ぶ人も少なくありません。ペットショップ内や動物病院に併設のサロンもトリミングサロンと呼ばれることもありますが、ここでいうのはトリミングサロンとして独立営業している店舗のことを指します。チェーン店もあれば個人のオーナーが独立して経営しているところもあって、どのサロンで働くかによってかなり仕事の様子も違うようです。
チェーンの場合にはある程度店舗間で人が入れ替わったり、技術指導に関する全体のレクチャーがあるところもあるので、トリミングの技法まで統一して行われる傾向があります。専門学校で習ったことと違う場合もありますが、現場で教わったことを習得していくのが一般的です。実際に一人前になるにはとにかく経験を積むことが大切ですので、どんどん自分からやる気があるところを前面に出して先輩の技を盗んでいくようにしましょう。シャンプーを受け持つところから始まりますが、チェーンによっては実際にカットをするまでには技能テストなどが必要な場合もあるので、かなり自分で頑張らないと実際にカットをさせてもらうまでに何か月もかかることもあります。その代り、経営が安定していたり、福利厚生がしっかりしているのはチェーンのメリットだといえるでしょう。
個人経営のサロンの場合は、小規模のところが多いのでトリマーであるオーナーと2人きりだったり、全員でも数人のみの職場になることが少なくありません。こういった小規模のサロンのメリットはいきなりカットをさせられるなど上達しやすい環境であるということです。はじめは技能以上の要望をされることに戸惑いがあるかもしれませんが、やはり経験を積めるというのは技術職にとっては素晴らしい環境です。その反面、先輩やオーナーにはかなり厳しく叱られることもあるので、覚悟はしておきましょう。叱られて叱られて、少しずつ技術も上達していくのです。また、少人数のサロンなどでは特に、人間関係に苦労するところもあります。トリマーには女性が多いので、女ばかりの職場の確執などをストレスに感じる市とも少なくありません。一方、人間関係に恵まれたサロンなどではとても気持ちよく仕事することができますので、できればそういった面にも注意して就職先を決められるといいですね。
いずれにしても、トリミングサロンでトリマーとして働く場合でも、トリミングやグルーミング以外の雑務もすることが求められます。お店の内外の掃除に加えて、予約の受付などの接客、シャンプーなどの発注や管理、場合によっては経理なども任される場合があるようです。その点はサロンによっても違いますので、面接のときなどに質問しておくのもよいでしょう。

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