トリマーになりたい!

トリミングサロンを開業する

トリマーとして働くためには、なにも就職するだけが方法ではありません。自分でトリミングサロンを開業するという方法もあります。もちろんそれなりのリスクもありますが、うまくいけば好きな仕事をしながら高収入が得られる最高の方法にもなり得ます。
トリミングサロンを開業するために、まず必要なのがトリマーとしての技術力です。お客様がついて、経営が軌道に乗ったらスタッフを雇うことも可能になりますが、多くの場合開業する時点では自分がトリマーとして働くのはもちろん、それ以外のすべての業務をこなす必要があります。経営者としてトリマーを雇う方法もありますが、まずは経費削減のためにも自分ひとりで行うサロンが一般的です。そのため、最低限自分ひとりでトリミングを行う技術は必要になります。まずは他のトリミングサロンなどで腕を磨き、指名客が付くくらいの技術を身に付けてから独立すれば、指名していた客もそのまま新店の顧客になってくれる可能性もあるので、経営も楽になります。
実際には普通の飼い主は同じサロンに通い続けて同じ人を指名するのが普通です。気に入ったトリマーに任せるほうが、愛犬が可愛らしくしてもらえるためです。通りすがりにトリミングサロンが開業してもすぐに行ってみようとは思いません。そのため、トリミングサロンを開業したら、顧客を得るための営業努力をすることが必要です。チラシを作成してポスティングを行ったり、タウン誌に広告をだしたりと、地道な宣伝活動が大切になります。少しずつでもお客さんが訪れて、リピートしてくれるようになれば徐々に営業は楽になっていきます。
また、開業するにあたって最も気になるのが開業資金ではないでしょうか。トリミングサロンの開業は、資金面では比較的ハードルが低いといわれています。最も多く必要となるのが店舗の物件に関わるもので、保証金などの他にも数か月分の家賃を前払いするためまとまった資金が必要になります。そのほか、トリミングテーブルやハサミやドライヤーなど、トリミングに必要な用具も買い揃えなければなりません。そのため、開業資金として少なくとも100万円以上、立地や建物、用品にこだわるならばそれ以上の資金が必要になることを覚えておきましょう。最近ではフランチャイズを募集していることもあるので、そういったものを利用するのもひとつの方法です。自宅の一角を改装してトリミングサロンを開業すれば、費用も抑えられて月々の賃料も必要なく、合間に家の用事などもできて便利です。使えそうなスペースがあれば、自宅サロンもいいですね。

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